どうも近年の傾向では東京のマンション価格がべらぼうに高騰しているとのことで、これまで「東京五輪後は値下がりするのでは」「コロナ禍で…」みたいな予測に反して土地バブルが燻り続けている模様である。変わらぬ東京への一極集中…
上記記事によると江戸川区の海抜ゼロメートル地帯にある「平井」(←駅前にいる人達がとにかくヤバい)なんぞに建つようなタワマンが平均価格8700万というので“ふざけんのも大概にしろや”と言いたくもなるもの。こんな調子だと80年代のように、もう東京に家を持つのはやめよう…などと言い出して埼玉の奥地の“男衾”みたいなところに分譲住宅を建てて池袋まで東武東上線で1時間半掛けて通勤するド根性サラリーマンが令和の世に復活を遂げそうで怖い雰囲気すらある。
こうなると断然注目を浴びるのが東京にも近いくせに土地の値段もお安く、便利でオトクに暮らせるB級地域「埼玉県」であろう。荒川の川向こうで“ダ埼玉”などと散々馬鹿にされ苦汁をなめてきた“海なし県”にそれまで根を下ろしクサクサとそこらへんの草でも喰んで慎ましやかに暮らしていた土着民をよそに映画「翔んで埼玉」のヒットで一周回って人気の的になってしまった。
それで今年中に続編が上映予定。11月14日(埼玉県民の日)ではなく23日のようですけど、今度の話は関西に飛び火?「日本埼玉化計画」?サブタイトルには「琵琶湖より愛をこめて」…?え、なにそれ?!どんな内容になるのはさておき、前作で“地域弄り”ネタで贅沢に予算をぶちこんで制作した映画の興行が見事に成功を収めて、このネタはまだまだ行けると制作サイドも確信したのだろう。
そんな流れに便乗して当編集部でも「埼玉と関西の親和性の高さ」について一筆取りたくなった次第である。関西二府四県が束になっても“東京様”には敵わないにせよ埼玉が相手ならば互角に戦える気がする。映画の中のネタの世界ではなく、実際、埼玉と関西はどれだけ相性が良いのか、その実例をつらつらと書き連ねてやろうではないか。
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