全国の街を訪れて様々に路上観察を続けていくと頻繁に見かけるのが、浦安の埋立地に王国を構えて住んでいるあの世界一版権の高いネズミ。近年では著作権がどうこううるさい世の中になってきたけど、昭和の時代までは我が国日本もそのへんの感覚が緩く、色褪せた古い看板に例のネズミの絵が描かれている事がある。本記事ではそんなネズミの目撃談と発見のコツというか法則を軽くお伝えしようと思う。
※当記事であのネズミの実名を挙げずに一部を伏せ字にしているのは当局による検索対策の為です。もし理由もなく当ページが消される事があれば、それは当局の指示によってページを削除させられたものと認識下さい。
<あのネズミ発見の法則!>
・古い市街地に行くと発見できる
例えば高度経済成長期前から存在する古い街なんかをほっつき回っていると、結構な確率であのネズミをオマージュしたキャラをひっさげた店に遭遇する事も多い。考えてもみよう。あのネズミがアメリカから持ち込まれたという事を。戦後日本はアメポチ状態でギブミーチョコレートの精神であちらの文化をスポンジのようにずんずん吸収していった。その過程であのネズミも戦後日本の大衆文化として受け入れられてきたのだ。浦安沖にあの王国が出来上がるずっと前からの話だ。
個人的感覚では、昭和40年~末期頃までに開業した商店であのネズミのキャラが使われた店が多く見られると考えている。それ以降だと著作権への意識が欧米並みに上がってきて、そのような危険を冒す商店主も減っていったのではないかと考える。(但し、大阪の某激安スーパーを除く)
・何故か散髪屋とクリーニング屋に多い
世の中には様々な職業がありいろんな店がある訳ですが、殊更「あのネズミ」に関しては何故か散髪屋とクリーニング屋の店先で見かける事が多いのである。それは何故か分からないが、クリーニング屋の場合は「○ッキーのクリーニング」という名称で全国展開している会社があり、これはあのネズミとは全く無関係なキャラクターが用いられている。
・看板だけではない。航空写真でも発見できる
「あのネズミ」は街角の看板だけで見かけられる訳ではない。グーグルアース等航空写真で上空から偶然発見できる事もあるのだ。例えば最も有名なのはフランス・パリにあるヴェルサイユ宮殿である。上空から見れば、確かにあのネズミが地上から微笑みかけているのだ。日本で有名なのは千葉県木更津市にある「ミッ○ー広場」だ。
「あのネズミ」コレクション
川口市某所にあった散髪屋の偽ネズミである。何やら挑戦的なポーズで「お前の髪を切ってやろうかハハッ」と言い出しそうな勢いだ。あまりにレトロ過ぎて白化しているのが特徴。残念ながら廃業している為現存せず。ハハッ。
同じく川口市某所にある中古書店の店先にある看板。オリジナルよりかなり違っている。鼻先がねじれてしまい鼻息が勢い良く出ているのが特徴。偽ネズミの横の「マンガ」のフォントも独特で良い。まあ昔「VOW」に紹介されていた物件だし、かなりの古参です。
越谷市某所で目撃。元々何かの店だったみたいだが廃業していた。
杉並区某所にあるチェーン系ではないクリーニング店。デザインは旧式、しかも偽ミ○ーである。
品川区某所にある理容室ミッ○ー。店名そのまんまである。オリジナルのものよりも顔がかなりふっくらしている。
静岡市清水区で目撃。ちょっと大人向けの店らしくシルクハットを被った紳士風のネズミです。
大阪市西成区の某商店街のシャッターに描かれているあのネズミ。かくれんぼをしている設定で、姿を一部隠していたり後ろを向いていたりする粋なはからい。しかし何のキャラか丸わかりである。
同じく大阪市西成区にて。シャッターにでかでかとあのネズミが描かれている。
大阪市内を中心に展開する某有名激安スーパーの店頭では何も悪びれる様子もなくあのネズミの絵が「そのまま」使われていました。
そして鼠園の本拠地がある千葉県の山奥にもひっそりとあのネズミが微笑む「ミッ○ー広場」が存在するのだ。出銭ランドとは違って一切無料でお財布にも優しい。(→東京DEEP案内のレポ)
<あのネズミ情報お待ちしています>
当編集部では「あのネズミ」目撃情報をこっそりお待ちしております。メールフォームから情報をお寄せ下さい。「当局」に目をつけられないようひっそりと調査を続けたいと思います。